ぱれっとの考え

背景

現在、知的障害者の8割以上が、主に親の介助・支援を受けながら自宅で暮らしています。グループホームやケアホームなどの入所施設で暮らしている方もいますが、親や施設から自立して生活している方はごく少数です。

しかし、障害が軽度で身の回りのことが自立してできる方もおり、少しのサポートがあれば、親や施設から自立した生活が十分可能だと思われます。

特定非営利活動法人ぱれっとがサポートをすることで、知的障害者が自立して生活する機会を増やしていきたいと考えました。

ぱれっとの新しい家づくり計画

障害者が自立して生活する一歩を踏み出すため必要なサポートとは、同じ家に共に暮らす「人」がいることだと、ぱれっとは考えました。

そこで、2009年1月に企業との協働により知的障害者と健常者が共に住む新しいタイプの家をつくる、ぱれっとの新しい家づくり計画(以下、新しい家づくり計画)を立ち上げました。

このような事業は全国にもまだ事例が少ないため、この事業が成功し、モデルとして全国に広がっていくことで、障害者の暮らしの選択肢が広がると考えています。

企業との協働

長年ぱれっとを支援していただいている(株)東京木工所に計画の意義を賛同いただき、新しい家づくり計画は、ぱれっとと(株)東京木工所グループの協働事業という形でスタートしました。

具体的には、(株)東京木工所グループが土地の提供と建物の建設を担い、ぱれっとが建物をサブリースで借り受け運営しています。

また、設計を担当された(株)トムコの担当の方にも、家づくりワークショップに参加いただき、ワークショップ等で話し合った内容をほぼ全面的に取り入れていただきました。

企業との協働

住まい方

一口に、“知的障害者と健常者が共に住む新しいタイプの家”といっても単に同じ建物に住むだけではなく、入居者同士がコミュニケーションを取りやすい住まいの仕組みが必要です。その仕組みを考える上でヒントとしたものに、コレクティブハウスという住まい方があります。

“いこっと”は、規模や居住形式的に純粋な意味でのコレクティブハウスとは異なりますが、“入居者同士のコミュニケーションを深める仕組み”を持つという意味で、コレクティブハウスの要素を取り入れた住まい方を目指しています。

*注釈: コレクティブハウスとは、「さまざまな人がそれぞれ独立した住戸に住みながら、共用のキッチンやリビングなどをもち、食事など生活の一部を共同化す る住まい方」です。

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