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ぱれっとの新しい家づくり計画実行委員長高取正樹さん

第1回目は、ぱれっとの新しい家づくり計画実行委員長を務め、いこっと完成後はぱれっとの家いこっと運営委員として活動している高取正樹さんにお伺いしました。


—ぱれっとと関わったきっかけはなんですか?

2005年の夏、当時たまり場ぱれっとのボランティアをしていた友人(現たまり場職員)からプチバカンスに誘われたのがきっかけ。たまり場の雰囲気が気に入り、以降たまり場運営ボランティアとして関わってきました。

—ぱれっとの新しい家づくり計画に加わったきっかけ、理由を聞かせてください

学生の頃から豊かな共用スペースを持つ集合住宅に興味を持っており、2007年からは日本でコレクティブハウスをコーディネートしているNPOコレクティブハウジング社にも関わっています。そんな中、ぱれっとが障害者と健常者が共に住む家をつくる構想を持っていることを知り、たまり場とコレクティブハウスの両方の経験を活かして自分も協力し、ぜひ実現させたいと思ったからです。

—計画の中で一番の印象に残っている出来事はなんですか?

最初にワークショップのメンバーを募集した時、ぱれっとの職員以外にも障害者本人、障害者の親、たまり場ボランティアなど様々な立場の人が積極的に手を上げ、あっというまに20名近いメンバーが集まった時は、ぱれっとのすごさと、この計画に対するぱれっとを支える人たちの期待感を感じ、印象に残っています。

ワークショップ

—ぱれっとの家いこっとが完成した時の感想を聞かせてください

設計の仕事で建物の完成には何度も立ち会ってきましたが、設計者ではない立場で関わった建物の完成は初めてでした。この計画は、建築主でも設計者でも工事関係者でもない立場の多く人がワークショップを通して関わったこともあり、みんなの力を合わせてやっと建物ができたんだ!という達成感をいつも以上に感じました。そして、これからどんな生活が繰り広げられるか、ぜひその過程にも何かしらの役割で関わりたいと思いました。

家づくり

—家づくり実行委員長に任命されたときの心境はどうでしたか?

実行委員長はぱれっとの職員の誰かがやるものだと思っていたので、ボランティアである自分がなるとは予想もしておらず、驚きました。でも、そのことで職員だけでなくボランティアなど周りの多くの人を受け入れ、いっしょになって運営しているぱれっとらしさを感じることができ、ボランティアだからといって変な遠慮はせずにやろうと思いました。

—家づくり実行委員長をやって「一番」学んだことは何だったでしょうか?

毎回のワークショップで15~20人の参加者の意見をどう引き出すか、みんなが気づかない部分を建築の専門家として、共同生活の経験者としてどのタイミン グでどのように投げかけるかなど、前例のない計画でもありさまざまなことを考える必要がありました。そのような設計だけでなくトータル的に計画をコーディネートする過程が一番の学びでした。

実行委員会

—いこっとの居住者へ一言お願いします

共同の生活は大変なこともあるけど、他には変えがたいすばらしさもあると思います。心に他者を受け入れる余裕を持って、生活を楽しんで下さい。


高取正樹さんのプロフィール

1978年神奈川県生まれ。神奈川大学建築学科卒。設計事務所に勤務する傍ら、2005年8月からたまり場ぱれっとにボランティアとして参加。たまり場ぱれっとでのボランティア経験、一級建築士としての経験、コレクティブハウスのワークショップ参加経験を買われ、社会人ボランティアながら、2009年1月よりぱれっとの新しい家づくり計画実行委員長を務める。2010年4月からはぱれっとの家いこっと運営委員。現在、コレクティブハウスに居住している。

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